自分のカウンセリングスタイルが確立されてきた頃、故郷沖縄に戻りました。
以前の私のように仕事と自分の特性のミスマッチで悩まれる方を支援したいと思ったからです。
オフィスを持たない私の元を、休職中のOL、アロマセラピスト、社会保険労務士、スポーツインストラクター、塾経営者、イラストレーターなど多彩な職業をお持ちの方が訪れてくださったのは本当に嬉しかったです。
そんな、ある日、若者の就職支援をしてみないかとお声がかかりました。
まず短期間、就職コーディネイターとしての沖縄県内の大学で働かせていただきました。
それから県内の高校や大学でキャリア教育(面接や履歴書作成など)の講師として活動するうちに、ある共通点が見えてきました。
内定は欲しいけれど、「働くこと」や自分の将来に対し不安を抱いている学生が、実に多かったのです。
そして、就職活動というのは学生と企業間の問題ではないということもわかりました。家族や友人、教育機関などのさまざまな価値観が、実は大きな影響を学生に及ぼしていたのです。
と同時に、私のセッションをお申込みになるお客様を見ていて、私は気づきました。そもそも転職活動のノウハウをもたれていない方が多いということに。となれば、カウンセリングだけのメニューでは対応できません。対応しきれていなかったのです。
それから私はカウンセリングというよりも、むしろ現状を把握し、「目標への道筋を作る」または「本人の強みにフォーカスする」ことを目的とした「コンサルティング」を提供することにしました。