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ブランディング事例:リ・ジュエリーエイブル様(沖縄県北中城村)


沖縄県北中城村の住宅街にひっそりとたたずむ宝石店、リ・ジュエリーエイブル様よりご用命をいただきました。これまでの宝石販売に加え、今後は宝石の修理・リメイクに注力していきたいとの要望を受け、HPのリニューアルを含めたブランディングが必要と判断し、ウェブでの発信のお手伝いをしました。

 

新垣亜希によるブランドコンサルティング、ウェブリニューアルの効果を北中城の宝石店、リ・ジュエリーエイブルさんが語ってくれました

HPリニューアルでお問い合わせ&来店が増加


Q: 今回、どのような課題をお持ちでしたか。

 

一番の課題は集客でした。他店舗がたくさんある中で、とにかく集客をどうしようかと思っていました。

 

以前もHPは持っていたのですが、今、思えば、素材を制作会社に投げて、後は相手に任せるだけでした。担当の方は「HPって名刺代わりですよ」、「ウェブ上に置いていることでエイブルさんの来店も増えますよ」と言ってくださってはいたのですが…。

 

また宝石のリメイクに注力していきたいと思い、HPのリニューアルを決めました。そして、以前の担当コンサルタントの方と亜希さんは考え方が異なっていたので、亜希さんならどうしてくれるかなという期待を持つようになりました。

 

 

Q: リニューアル後のHPの反応はいかがですか。

 

以前のHP3年ほど持っていましたが、まったく検索には上がってこなかったようで、ウェブからの問い合わせは一件もありませんでした。今のHP週に3~4回はウェブを見てからの問い合わせ&来店があります。「リ・ジュエリー」というあまりなじみのないキーワードでも一位に上がっているそうなので、それだけ私たちのHPウェブ上で信頼度が増したのかなと思いました。

 

同じ県内でも北部の方が検索してくださったりします。その方も当店以外の店舗ともHPで比べられたそうです。その中で当店を気に入ってくださったようです。

 

Q: 写真選びのアドバイスはいかがでしたか。

 

ヘッダーに載せる人物画像を選ぶ、理念を改めて考える、事例集を作る、などすべてが一生懸命考えるきっかけになりました。この作業で原点に戻った気もします。もちろん私たちに足りないことにも気づきましたが、前向きに進めていくことができました。
 

ヘッダーも「有料の写真を購入してください」というアドバイスがあり、最初はなぜだろうと思いましたが、差別化を図ることと比例して、お店のクオリティも高くなるということもわかりました。確かにコストはかかりましたが、とっくに元は取れたと思います(笑)。

 

ネイビーとゴールドという配色もお客様から気に入っていただけているので、嬉しいです。検索して来店されたお客様からも「見やすい」、「ウェブの色がいい」、「夫婦の写真がすてき」とおっしゃってくださいます。

 

 

 

 

ネイビーで落ちつき、ゴールドで気品を表したウェブサイト
ネイビーで落ちつき、ゴールドで気品を表したウェブサイト

Q: ご夫婦の写真には抵抗があったそうですが。

 

はい、夫婦の写真は最初は抵抗がありました(笑)。お店の外観だけでいいじゃないかと(笑)。でも、結果的には成功だったと思います。たとえば初めて来店される方でもHP上で私たち夫婦に「会っている」ので、心理的ハードルが低いようです。主人も接客することがありますし。

 

お客様の事例集に関しても、お客様の顔を掲載しているのですが、どなたも快諾してくだって本当にありがたいです。

 

 

HPリニューアル後、客層に変化が


Q. お客様層が変わったとお聞きしましたが

 

30代~40代と若返りました。しかもその後、その方々がお母さんたちを連れてきたりする、今までの流れと逆転現象が起こっています(笑)。

 

そして、意外にも男性のお客様が増えました。宝石店に問い合わせることにためらいがあるようでしたが、HPで「修理」を全面に打ち出していたので、安心されてご来店いただいているようです。

 

また、自分の知り合いに紹介したいという声もありました。今、イギリスに嫁がれた方からの注文が来ています。当店を紹介する際にHP内にある事例集を見ていただいたようです。

 

 

 

宝石の話が気軽に聞ける、お茶会がスタート


Q: お茶会も好評のようですね。

 

今は忙しくて、HPにお茶会の告知を記載していませんが、継続して行っています。亜希さんが「律子さん、本当にお茶会できますか?」と疑っていたようですが(笑)、簡単な形で進めています。それは本当にいい効果を生み出しています。
 

女性経営者の仲間からも宝石の身に着け方やマナーの話の依頼が続いています。これもお茶会で自分の強みやお客様が求めていることを肌で感じとったからと思います。

 

 

ずっとそばにいてくれる感じのコンサルティング


Q: 新垣亜希のコンサルティングの特長を教えてください

 

今回、亜希さんが「私に任せっぱなしだとダメですよ。HPを作るにはエイブルさんも頑張らないといけませんよ」と叱咤激励してくれたおかげで、自分のHPだから、他人任せではなく、ちゃんと作らないといけないなと強く思いました。その過程でウェブ上での言葉づかいなど、たくさん気づいたことがありました。

 

亜希さんの提案内容はわかりやすいしですし、レスポンスも早かったです。制作段階で、私には充実感がありました。私のそういう気持ちが今のHPに反映されているかと思います。

 

また、亜希さんは競合リサーチをして、私にいろいろな情報をくださいました。それに基づいたポジショニング、強みなど質疑応答していきながらコーチングしてもらいました

 

ダメなものはダメというところもよかったです。そして、当店のいいところを伸ばしてくださったと思います。その結果、「よし、やってみよう」という気持ちになりました。また自分のスタイルも再認識しました。コンサルティングというよりも、コーチングのようでした。コンサル中はずっとそばにいてくれる感じでしたね。

 

 

Q: 新垣亜希のコンサルティングをどのような個人事業主の方におすすめしますか。

 

しっかり自分で資料を作れるくらい、意志を持たれている方ですね。何をしたいかを伝えることができる人。集客に悩まれている方。亜希さんのリサーチ力や分析力で自分の強みを引き出してほしい方。自分の柱をしっかり立てたい方ですね。

 

 

 

今後の抱負


Q: 今後の抱負をお聞かせください。

 

ジュエリー・コーディネイター2級、その後、1級を取得したいと思っています。宝石に関する正しい知識をお客様に橋渡しをする専門職です。宝石や貴金属の歴史とその説明、店舗のディスプレイなど、講師として伝えることができるレベルです。

 

今回はお忙しい中、ありがとうございました。

コンサルティングのポイント by 新垣亜希
【課題とその解決】

1)「暗黙知」を見える形へ

これまで長らく夫婦でお店を切り盛りされていた比嘉様。そのため、顧客情報もお二人の
「あうん」の呼吸で互いの頭の中で共有化されていたようでした。経験や勘から導き出せる「暗黙知」は長くビジネスをされている方の大きな強みではありますが、それを「見える化」することで保存性&再現性が高まります。ビジネスが今後もスムーズに運ぶよう、顧客カルテの工夫や経理業務の勘定科目の追加など実務面から提案しました。

 

2)強みを打ち出していないHPをWordPressでリニューアル

 

リ・ジュエリーエイブル様の旧HPはデザイン性も高く、品のあるHPでした。ただ、残念ながらHPからの問い合わせを増やしたいという期待を満たすものではなかったようでした。その原因はエイブル様の強みや宝石のリメイクに対するオーナー夫婦の思いが伝わっていなかったこと、どのようなお客様を対象にしたいのか明確ではなかったためです。

 

今回、宝石リメイクに特化するHPを作ることを提案し、プロデュースしました。新HPではあえて婚約・結婚指輪の紹介は行わず、リメイクの事例集を増やし、ブランドプロミスを考えていただきました。またそれまではHP制作会社に依頼していた記事作成業務をいつでも自分で行えるよう、WordPress(ワードプレス)というCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入し、その使い方などもアドバイスしました。


3)
宝石店の敷居の高さを下げる

おそらく多くの方が感じる宝石店の敷居の高さ。ましてやリ・ジュエリーエイブル様は住宅街の中にあり、その外見からは宝石店だとわかりません。そしてお客様の宝石の購入頻度もある程度限界があることから、敷居を下げて来店してもらい、宝石の歴史や身に着け方などを知ってもらうことも今回のコンサルティングの目標の一つと設定しました。少人数のお客様に向けて行う、「乙女茶会」(ネーミングは比嘉様)がスタートしました。

 

※ 取材日時:2018年2月19日

リ・ジュエリーエイブル様のサイト

※ 文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。